若者の反乱が世界に連鎖した
今回はベトナム戦争から始まる反戦デモや反政府デモがメインでした
衛星放送でリアルタイム映像を見られるようになり、ベトナム戦争の模様も世界に伝えられました
『本当に正義はあるのか』
そう疑問に思い反戦デモを行った中心は、第2次世界大戦後のベビーブーム世代の若者でした
徴兵される世代でもあり、その事も反戦デモに繋がったようです
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特に敏感に反応したのは第2次世界大戦の敗戦国ドイツです
ここで面白いのは、第2次世界大戦時に大人だった世代は
「現在の反戦デモが進むと、また新たなナチスを生んでしまうかも」
と自戒を込めつつもデモに参加した若者を危険分子とみなしていました
逆に、大戦時に生まれてなかった若者らは
「ナチスを熱烈に支持していた大人達の言うことは聞きたくない」
と反感を持っていたのです
どっちの意見も「確かにその通りだ」と頷けるものです
戦争を経験した世代としてない世代の価値観の差は物凄く大きいでしょうね
理想と現実
同じように熱狂的に毛沢東を支持し反政府デモを行った中国では、多くの若者が描いてたであろう理想とは違う結果になりました
その渦中にいると、集団心理等も働いて周りが見えなくなるものなんでしょうね
これは今のネット時代にもいえるかもしれません
自分の意思で取捨選択をして決めてた筈が、実際は知らず知らずの内に誘導されてきた結果であったかもと…
ここら辺は、肝に命じないといけません
振り子と同じようにどちらかに強く振れると、その反動も大きい
戦争を熱狂的に支持してたと思えば、戦争をするなと言う…
カラー映像の破壊力
ところで、ベトナム戦争時のカラー映像が流れてました
空爆により地上で炎が上がる映像は圧巻です
モノクロとは比べようもないリアリティーです
モノクロだと、どうしても遠い時代の事と思ってしまいますが、カラーだと青い空や緑の森など自分達が普段見ている景色が否応なしに眼から入りますからね…
現在も内戦など各地で争いがあります
その中で、ドローンで建物をピンポイント爆撃した時の暗視スコープ(?)映像がニュースでたまに流れますが、あの爆発の下では沢山の命が散っているんですよね
しかも、大体は誤爆だという情報も
あれは現代の事ですが、あのベトナムの映像と比較すると現実味が余りありません
カラーでないから?
遥か上空だから?
無音だからでしょうか?
音楽の力
2016年1月10日に亡くなったデヴィッド・ボウイ
ベルリンの壁を崩壊させた英雄として、この回に登場しました
正直名前しか知らなかったのですが、この時のライブは映像を見る限り凄い状況だったようですね
実際にいると、歴史が動くかもという思いで鳥肌が立ちそうですが、上の方で書いた周りが見えなくなるのも体験しそうです
ドイツ外務省は、彼の訃報を聞いて次のようにツイートしたようです
さようなら、デヴィッド・ボウイ。
そしてあなたは今、『ヒーローズ』の一員ですね。
ベルリンの壁の崩壊に力を貸してくれたことを感謝します
因みに…
日本のあのフォーク歌手のムッシュ
あの、かまやつひろしもベルリン崩壊間際に壁の上に立ちゲリラライブを行った事があるようです!!
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