真田丸 第8回 『調略』 感想-ネタバレあり

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今日は…いや、今日も面白かった!

真田信尹…彼もまた真田一族

真田信尹と行動を供にする信繁
「信尹のようになりたい」と言ってたのですが…信尹は信繁が思ってる以上にやり手でした
春日信達を調略する際は、「任せてほしい」と言ってきた信繁に対し「やってみろ」と、任せる余裕
昌幸が上杉を裏切って北条に鞍替えした時も
「ぐぬぬ…兄貴は今までも自分の行動を水の泡にしてきたんだー」
と昌幸を裏切り、自分らは上杉に尽くすという役を演じました

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そこへ、昌幸から「北条より海津城は春日信達のものという約束を得た」という書状が届きます
夜、春日信達と会い書状を渡す信尹と信繁
不意に信尹が脇差を抜き春日信達を刺しました
春日信達としては、「何故…」ですが、信尹にとっては昌幸の計に従ったまで
調略を信繁に任せてた信尹の余裕の源は、「失敗しても最終的には葬るから」だったのかもしれません
「あの兄にしてこの弟あり」
彼もまた謀略の真田一族という事

真田以外は良い人ばっかりや

春日信達の裏切りと死亡を知り、上杉景勝はひどく悲しんでいました
さすが、義の人…
普段は無口の筈の彼ですが、春日信達の事に関しては饒舌でした
その話を聞いてると、涙涙です
春日信達も良い人で上杉景勝も良い人で…
まぁ、真田が生き残る為には正攻法以外を取るしかないので仕方ないですね
それにしても、直江兼続…イケボ過ぎるでしょう
何であんなに良い声なのだ

最後の3人のシーンは気まずかったですね
この謀略劇を間近に見た信繁は、ドン引きというほどではないにしても引いてました
信幸は、父の事が「やっぱり分かんないよ」って感じでした
逆に、計略を成功させた昌幸は、ひとっ風呂浴びてスッキリしてました
老獪なでも実は35歳の昌幸と20歳(こっちは見た目通り)の北条氏直では格が違いました
前回と違い、全て読み通りに進んでの大成功です

さて、これ以降の信繁は「謀略なんて汚すぎる」と嫌いになるのでしょうか
それとも、「やっぱ必要だわ」と喜び勇んで学ぶのでしょうか
「嫌いだー」路線は主人公らしいけど、微妙かな

それにしても、相変わらずの家康は、この戦国における一服の清涼剤ですね
出て来る度に笑えます
昌幸のせいで北条と戦う事になってしまいましたが、「昌幸の野望」にも気づいたようです
そこは、さすがラスボスです
家康に関しては、しばらくこの路線を続けて欲しいところ

後藤又兵衛役は哀川翔か…想像がつかないなー

春日信達~現実も非情なり~

ところで、春日信達の件は史実と異なるようです
真田丸で、出浦が森長可を護衛しつつ信濃から逃げるのが描かれてましたが、逃げる森長可を襲ってたのは、国人衆が母体の一揆勢です
そして、その一揆勢を率いてたのが何と森長可に属してた春日信達みたいです
このドラマでも散々描かれてますが、長可の元には例により信達の息子が人質としていたようですが、信達が裏切った事で長可に命を奪われ、その他の人質の命も奪われたようです
その後、上杉家に属したのですが、真田と北条に内通したとして上杉景勝により処断されました
しかも…それから18年後の1600年に長可の弟が川中島藩の藩主として信濃にやってきた事で、18年前の恨み(一揆勢を煽って襲ってた事)により残っていた信達の一族は捕らえられ全員が磔刑に処されたようです

絡んだ相手が悪かった
森長可は森蘭丸の兄弟ですが、とんでもない悪童だったようです
あの信長が、飽きれたり諦めたりする程の悪童です
ただ、兄弟揃って気に入られてた様子(意味深)
その弟である忠政も悪童だったようです
蘭丸も性格は良くないと聞きますが…森兄弟に絡んでしまったが故の悲劇としか言いようがありません
ドラマより救いがない現実です…

         

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