映画のK-19を見た-ネタバレあり-放射能漏れ事故に若者たちが決死の覚悟で挑む

映画「K-19」とは

米ソ冷戦時代、ソビエト連邦の新型原子力潜水艦の事故の話
部下から慕われる元艦長の副長と新たに就任し厳しく嫌われる艦長…
度々対立する最中で起きた放射能漏れ事故
このままでは、メルトダウンを起こしてしまう
大西洋上で一刻を争う危険な作業に搭乗員らが挑む…

映画「K-19」を視聴してみた

元々キューバ危機を調べていたところ、ソ連側のとある潜水艦が本当に後少しというところで核魚雷を発射していたという事を知りました
他の潜水艦は艦長と政治将校の許可があれば核魚雷を撃てるらしいのですが、この潜水艦は艦長・政治将校・副艦長3人の全会一致でないと撃てない仕様だったそうです
その内艦長と政治将校は発射に賛成
ところが、副艦長だけ断固として反対
これにより核戦争は起きず、キューバ危機も去りました
ただ、この出来事は、2002年まで公にはされませんでした
この一人だけ反対した副艦長が、その1年前にあった潜水艦事故にも遭遇したと見て気になった次第です
この潜水艦事故は映画にもなっているらしく、調べるとAmazon primeにあったので視聴

「事実に基づいて云々」と表示されるが、ノンフィクションではない
また、ハリウッド映画なので、ソ連側もロシア語ではなく英語

現実では、建造された潜水式の洗礼は女性が務めるのが慣わしだったが、何故か男性が務める事に
更に、潜水艦の先端にシャンパンのビンを当てて割れたらメデタイという儀式でシャンパン割れず…
映画だと、通常通り女性がやる…が、シャンパン割れず
そのまま男性の方が不吉な…と思わせられるのに変更したのは何故だろうかと気になった…

この新型潜水艦、建造当初から死人が出るなど不吉な事が続き、海中での訓練も失敗
艦長は副長へ降格
※この役のモデルになったのが、核魚雷発射を反対した副艦長です
代わりに急遽やってきたハリソン・フォード艦長
めちゃくちゃ厳しい
部下だけでなく潜水艦にも
ことあるごとに訓練と言い、人、物に負荷をかける
しまいには「限界深度を越える深度まで潜れ」と命令し、潜水艦の隅々からバキバキと音をさせる始末
元より副長の方が部下思いで人望がある中で、この状況
副長も艦長に反発反論し、職場放棄
一触即発!
その中で原子炉の冷却水が漏れるアクシデント
これの原因は、現実では製造中のミスだったらしいのだが、映画だと「やりすぎ艦長」の訓練のせいで起きたように感じる…
さて、メルトダウンを起こすと自分たちや潜水艦はもちろんの事、アメリカ本土に近い為にソ連からの攻撃とみられるかもしれず、そうなると第三次対戦の幕開けも考えられる…
なんとしても、メルトダウンを防ぐ為に原子炉へ冷却水を送らないといけない
そこで、飲料水用のパイプを原子炉に繋ぐという方法が選択された
が…原子炉からは放射線が出ており、10分間での作業と決められる
副長が防護服を探すが、防護服は品切れだったとかで搭載をされてなく、あったのはレインコート並みの作業服
ここで衝撃を受けながらも副長
「これで守れるから」と部下にをつくように命令
まぁ、他に方法がないし部下を騙すのも仕方ないかもしれん…
潜水艦は本国へ戻るにも速度は遅く、無線はアンテナ故障で通じず
このアンテナ故障もひょっとして艦長の訓r(略)
このままでは全滅もありえるって時に敵国の米艦船が近くにいるのを発見
プライドを捨て尚且つ捕虜&最新鑑が接収されるが助かるorいつになるのか不明で絶望的ともいえるが自国の艦船に見つけて貰うの2択
艦長はもちろん自国の艦船待ちを選択し、命令
この後、ずっと艦長を忌み嫌っていた搭乗員が拳銃で反乱を起こし艦長を手錠で捕縛
一方、決死隊の悲壮感はなかなかのもの
現実では、作業員は20~40シーベルトの放射線を浴びたらしい
7シーベルト浴びると99%の人が死亡と言うんだから、とてつもない放射線量です
10分で交代で戻ると皮膚が赤くなって、吐き気、悪寒に襲われ…
処置方法なんてものはなく包帯で巻いて鎮痛剤を飲ます位
艦内の放射線量が時間とともに上昇
米軍に助けて貰うのが良いという雰囲気の中で副長が艦長の手錠外しを要求

解放
副長曰く「あなたが艦長であなたに従います」
!?
逆に捕縛した部下を捕まえた!
副長曰く「こういうやり方 (力づくで艦長を捕まえた事)は好きじゃなかった」
んん…?
副長は当初「米軍に助けて貰うしかない派」だったのに、この心変わり…
ここで軍人だから的な事を言われても軍人なら上官の命令は絶対ではないのか、反発だけでなく軍人が職場放棄までして引きこもったのにとか色々思ってしまった
一方の艦長は、副長から部下を激励するよう薦められると「インデペンデンスデイ」の大統領ばりのスピーチをし、以後は理想の艦長みたいな扱いになっとる…
捕縛中に銃を向けられて「やりすぎると死ぬ」と学んだのか…
ちょっとこの展開は無理あるんじゃないかなー…

最終的に船員の決死の努力で冷却水を確保できて、自軍の部隊に発見して貰って帰還
その後、艦長は責任問題で査問会にかけられるも、副長の支援により軽めの処罰で助かるのだった

印象に残ったのは、事故前に上陸した雪上で無邪気にサッカーをして遊ぶ若者達の姿
他の乗員に比べ放射線に対する知識がある事で怯えて逃げだしてしまった乗員が、最終的に覚悟を決めて作業した姿

ハリソン艦長には最後まで共感出来ず…
マジで何だったのだ…

by カエレバ

 

         

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