今回のメインの話は真田家ではなく上杉家でした
「義」を第一に考え民衆の声にも答える理想の上司No,1に選ばれそうな人物が、実はそうではなく物凄く人間臭い人物だったというお話
景勝の理想と現実 義を貫くのも大変
信繁の決死の覚悟に打たれて感極まり涙を流したり、どこからどう見ても「良い人」の景勝の素顔がさらけ出された回になりました
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理想は民衆の意見を聞いてトップダウンで解決、頼まれれば何処へでも行って解決
現実は、民衆の意見を聞くものの先送り、頼まれれば何処へでも行くとは言うものの先送り…
本人的には「してあげたいんだけど、出来ない」なのですが…結果的には「嘘つき」や「ええカッコしい」という最悪な人になってしまいました
上記のような事を口にだして本人に聞かれてしまった家臣はいったい誰だったのか…
通常なら、あの後で謎の事故死(棒)をしてそうだけど、この景勝に至っては、それもなさそうです
しかし、あの時に即「切り捨てますか?」と驚きの速さで言った良い声の直江兼続も、この家臣と思ってる事は実は同じだったと云う…
それでも景勝を見捨てず、逆に「上様第一」と考えてるのだから、それ以上のもの、正直過ぎるほどに心情を吐露する景勝の魅力というのか…があるんでしょうね
個人的に、謙信は「義」と言いつつも自由気ままにしてるようなイメージで、景勝の方が本来の「義」というのを重んじてたようなイメージだったりします
謙信が亡くなる前に、ハッキリと後継者を選んでいれば「御館の乱」で上杉家の疲弊もなく、盤石の態勢で理想を追いかけられたかもしれません
ただその場合、景勝が上杉家当主だったかは…謎ですね
信長の野望の話でアレなのですが、謙信が後継者候補の上杉景虎を褒めるイベントで同席してた景勝の反応が「・・・・・・」
何か物凄い言いたい事があるっぽいのですが、喋らずに全ての反応が「・・・・・・」
この、しかめっ面で「・・・・・・」なのです
飼っていたサルが自分の物真似をして笑ったのが家臣の見た唯一の笑顔と云うほど感情を表に出さないというネタから来てる「・・・・・・」だと思うのですが、これがなんか知らないけど、心に来るものがあるんですよね
「景勝がんばれー」と思ってしまう程に
自分も口下手なので、共感するところがあるのかもしれません
これから先の景勝と兼続コンビにも要注目となった回でした
ただ、今回の漁場問題に対して取った解決方法がちょっと簡単すぎやしないか
信繁がいなくても真面目に考えてたら提案出来たような気がするのだが…
「おぉ、さすが」というものじゃないから、本当に理想を追いかけてるだけの人に見えてしまうかも
上杉以外にも色々あった
梅の「子どもが出来たというのは嘘っぱちだった」という衝撃の告白(但し、出来たかもという勘はあたっていました)
その後のマリバロン薫とすれ違うところを見ても、実はそれなりに黒い心を持っていて「めっちゃ良い子」という訳でもなさそうです
これは、正室・側室対決の前振りだったりするのでしょうか
昌幸は、今回も信繁に丸投げをしたりと相変わらずの適当さ
読めぬ…本当に適当なのか、適当っぽさを演じてるのか…
恐るべし、安房守!です
いよいよ、来週は第一次上田合戦!
あらすじに書いてる誤算が気になりますな